【URL正規化】『.htaccess』によるリダイレクト方法【常時SSL化】

URLの正規化って何ですか?常時SSL化っていうのがSEO対策にとって重要と聞いたのですが、その意味も具体的方法もわかりません。初心者にもわかりやすく教えてください!

こんな悩みを解決する内容になっています。

URLの正規化(常時SSL化)をするだけでSEO効果が期待できます。逆にやっていない場合はGoogleからのペナルティの対象となり検索上位に上がれない可能性もあります。

この記事では、WordPress初心者の方でもURLの正規化について理解できるよう簡潔に用語も解説し、コピペだけでできる具体的方法を解説しています。

1回やってしまえばOKなので、忘れないうちに今すぐやってしまいましょう(^^)/

URLの正規化(常時SSL化)とは?初心者にもわかりやすく解説

URLの正規化とは、簡単に言えば複数あるURLを一つにまとめることです。

例えば、「example.com」というドメインには以下のような種類のURLが存在します。

複数のURLの例

  • https://example.com (SSL化されたURL)
  • http://example.com/ (最後に「/」スラッシュがあるURL)
  • http://www.example.com (「www」のついているURL)
  • http://example.com/index.html
  • http://example.com/index.php

何も対策をしていないと上記のようなURL全てアクセス可能となるので、
SEO効果が分散してしまったり、Googleから別ドメインと判断されるのでペナルティの対象になってしまうんです。

なので、「これらすべてのURLはこの1つのURLと同じですよ!」と設定してあげることがURLの正規化ということになります。

エックスサーバーの「.htaccess」でURLの正規化(リダイレクト設定)を行います

今回はエックスサーバーの「.htaccess」を使って「https」に統一するURLの正規化を行っていきます。

方法は後述しますが、コピペするだけで簡単にできます。

簡単な用語解説

読み方がわからないと、もやもやが増えていくと思うので簡単なところだけ解説します。

  • SSL化とは⇒(Secure Sockets Layer)インターネット上の通信を暗号化することで「セキュリティが高まること!」と理解しておけばOK!
  • httpsとは?⇒上記のSSL化されたURLのこと。この「s」はSecureの略です。
  • 常時SSL化とは?⇒これから行っていく、常にSSL化されたURLにアクセスできるように設定することです。
  • wwwとは?⇒「ワールド・ワイド・ウェブ」の略称。現在はつけないURLで統一するのが主流。
  • 「index.html」「index.php」とは?⇒トップページのHTMLファイルの事。つけないで統一するのが主流です。
  • .htaccessとは⇒「ドット・エイチ・ティー・アクセス」と読みます。今回のようなURLの正規化やリダイレクト設定をする場合に使うファイルのことです。
  • 301リダイレクトとは⇒一時的ではなく、恒久的に転送するという意味です。これでSEO効果なども全て引き継ぐことができます。

ちょっと専門用語が多いですが、

要は「何個もURLあんのね!そんでそれを1つにまとめんのね!」と理解していればOKです!

【コピペのみ!】エックスサーバーの.htaccessを使ったURL正規化(常時SSL化)の方法

それでは、URL正規化の具体的方法を解説していきます。

まずは、エックスサーバーのサーバーパネルにアクセスしましょう。

>>エックスサーバー「サーバーパネル」にアクセスする

常時SSL化

サーバーID」「サーバーパネルパスワード」を入力して「ログイン」をクリックしましょう。

URL 正規化

サーバーパネルのトップページから、上記画像のように「.htaccess編集」をクリックします。

常時SSL化

登録しているドメイン一覧が出るので、URL正規化したいドメインの「選択する」をクリックしましょう。

URL 正規化

上記のように「.htaccess編集」というタブをクリックします。

常時SSL化

このような画面になるので赤枠で囲っている部分を編集していきます。

設定を間違えるとサイトにアクセスできなくなる可能性があります!不安な方は編集する前に元のコードを全てコピーしておきましょう!

もし何か不具合があった場合はそれを元に戻せば何とかなります。

入力する内容は下記の通りです。

以下のコードをコピペ!

<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R,L]
</IfModule>

上記をコピペして以下のように張り付けるだけです!

URL 正規化

このように入力出来たら右下の「確認画面へ進む」をクリックしましょう。

常時SSL化

上記のような確認画面になるので「実行する」をクリックしましょう。

URL 正規化

このような画面が出れば完了です!

次にちゃんとURLの正規化(リダイレクト)ができているのかを確認してみます。

URL正規化・常時SSL化(リダイレクト)ができているのか確認してみる

最後にURLがしっかりリダイレクト(転送)されているかを確認してみましょう。

SSL化されていないURL(http://)でアクセスすると以下のように「保護されていない通信」とでます。

常時SSL化

ですが、先ほどの編集を行った後だと「http://」でアクセスしてみても下記のような鍵マークの付いたページに自動的に変わると思います。

URL 正規化

これでURLの正規化(常時SSL化)ができたことになります(^^)/

捕捉:「www」や「index.php」などの統一は?

エックスサーバーでWordPressを開設しているならこれらはすでに統一されているはずです。

「www」はWordPressインストール時につけるかつけないかの選択をしますし、「index.php」に関しても先ほどの.htaccessにすでに記載があると思います。

常時SSL化

一応これらに対応した記述内容を記載しておきます。

「index.php」や「index.html」にアクセスしたユーザーをリダイレクトする

<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteBase /
# index.phpにアクセスできないようにする
RewriteRule ^index\.php$ - [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /index.php [L]
</IfModule>

URLのwww有り or 無しを『無し』に統一

# wwwなしに統一
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^www\.example\.com$
RewriteRule ^(.*)$ https://example.com/$1 [R=301,L]

※「example.com」をご自身のドメインに変更してください。

URL正規化(常時SSL化)のまとめ

専門用語多めでしたが、やることはいたってシンプルだったので簡単だったと思います!

こういったことを1つ1つ丁寧にやっていけば、多くのサイトよりSEOに強くなり上位表示される可能性が高まります!

WordPressやネットの勉強と思いながら徐々に専門用語の意味なども理解していきましょう!

それでは、よいSEOライフをお送りください(^^)/

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