こんな疑問や悩みを解決する内容になっています。
E-A-Tとは以下の3つの要素のことです。
「E-A-T」3つの要素
- Expertise=専門性
- Authoritativeness=権威性
- Trustworthiness=信頼性
このE-A-Tは、近年Googleが最も重要視しているSEOの指標です。
この記事では前半にE-A-Tの正しい理解、そして後半にはE-A-Tを高める具体的方法を解説します。
E-A-Tを十分理解した上でサイト運営をすることで、個人サイトでも十分検索上位に上がることは可能ですよ!
E-A-Tとは具体的にどんな意味?
E-A-Tとは、Googleがウェブサイトを評価する基準として公表している「検索品質ガイドライン」で用いられているGoogleオリジナルの造語のこと。
2018年頃からGoogleがSEOの指標として特に重視し始めた項目で、2020年以降もこのEATはますます重要になってくると言われています。
For all other pages that have a beneficial purpose, the amount of expertise, authoritativeness, and trustworthiness (E-A-T)is very important.
有益な目的を持つすべてのページで、専門性、権威性、および信頼性(E-A-T)の量が非常に重要です。
E-A-Tを正しく理解する
こう思う方も多いと思いますが、EATは企業サイトを優先するという意味ではありません。
本質的な意味は『EATを高める=ユーザーに信頼してもらえる、質の高いサイトを作る』ということ。
個人サイトを運営している人だからこそ学ぶ価値ありです。
「E-A-T」3つの要素
- Expertise=専門性
- Authoritativeness=権威性
- Trustworthiness=信頼性
これらをさらに深堀して解説していきます。
専門性(Expertise)
専門性のあるサイトとは、特定の分野に特化していて、記事の内容やサイト全体が詳しくわかりやすい情報を公開しているサイトのこと。
つまり、雑記ブログ的にあらゆるジャンルの記事を書くよりも、1つのジャンルに特化して記事を積み上げたほうが評価が高くなるということです。
また、記事を書いている本人が資格を持っていたり、経験に基づいて書いていたりすると専門性が高いと評価されます。
権威性(Authoritativeness)
権威性のあるサイトとは、外部に評価されている率が高いサイトのこと。
例えば、同ジャンルのウェブサイトから被リンクがついていることや、サイト運営者がTwitterでも同じ分野の情報を発信してフォロワーが多いことなどです。
つまり、権威性とは「外部からどれだけ評価されているか?」ということを基準に判断される項目ということですね。
信頼性(Trustworthiness)
信頼性のあるサイトとは、運営者情報や会社情報などを開示してユーザーに安心感を与えているサイトのこと。
例えば、実名顔出し、所在地も記載している公共機関のウェブサイトと、運営者情報も問い合わせフォームも設置していないアフィリエイトブログを比較すると、前者の方が安心感を持って記事を信頼することができますよね。
このように可能な範囲でサイト情報や運営者情報を開示することがサイトの信頼性の向上につながります。
E-A-Tが最も重要とされる『YMYL』とは
E-A-Tは全てのジャンルのサイトにとって重要な指標ですが、特にE-A-Tが重要とされている分野が『YMYL』の分野です。
YMYLとは「Your Money Your Life」の略で、つまり「お金や人生に関わる分野」という意味です。
具体的には、以下の分野が該当します。
YMYLに関わるジャンル
- 金融ジャンル
(年金、保険、投資、税金、クレジットカードなどのお金に関わるジャンル) - 医療、健康ジャンル
(健康(食品)、病気、薬、メンタルヘルス、栄養などの医療に関するジャンル) - 法律ジャンル
(離婚、裁判などの法律に関するジャンル) - 政治ジャンル
(政治、政策、国の対応などに関するジャンル)
上記の分野は、個人サイトで上位表示を狙うことが難しいです。
なぜなら、このような情報は公的機関のサイトや専門家が集う企業サイトの方がE-A-Tが高くなるのが必然だからです。
ご自身が資格を持つ専門家で、認知度や専門知識を持っているなら別ですが、いくら豊富な知識のある人でも、資格もなく知名度もない素人が検索上位に上がることはかなり難しいということ。
E-A-Tの具体的対処法(間接的SEO)
E-A-Tは今後のSEO対策の根幹にかかわる重要な指標なので、
YMYLに属していないジャンルのサイトでも、E-A-Tを高める施策はSEOで安定して上位表示されることにつながります。
以下でE-A-Tを高める具体的方法を解説していくので、できるところから対策をしていき長期的に良質なサイト運営をしていきましょう。
テーマ(ジャンル)に特化したサイト運営をする
上記でも触れましたが、雑記ブログのようにあらゆるジャンルの記事を書くよりも、特定のジャンルに特化してサイト運営をする方が評価されます。
ガチガチに一つのジャンルだけ書く必要はありませんが、一貫したテーマで関連のある記事を書いた方がユーザーにとっても親切です。
経験や体験に基づいた記事を書く
Googleはオリジナリティのある記事を好みます。オリジナリティのある記事とは、自分が実際に体験したことや経験したことから書いた記事のことです。
専門家という資格があるわけではない分野では、この体験記事が上位表示されやすいので、自分にしか書けない記事を書く、ということを意識しましょう。
専門的な用語を使いつつも、素人にもわかりやすい記事
専門用語を使っている方がグーグルから評価されます。
ですが、専門用語ばかり連発して意味を説明しない記事だと読者に不親切で逆効果になりかねません。
専門用語を使いつつも、わかりやすく解説しながら記事を書いていくことが大切です。
運営者情報を開示する
サイトのプロフィールページを可能な範囲で充実させましょう。
これまでの経歴や実績があればそれを書くだけでも信頼性が増します。
専門性の高いサイトを引用する
発信するジャンルの中で専門性の高いサイトの記事を引用することで、あなたのサイトも関連した信頼できるサイトと評価されます。
信頼できるサイトと判断しているなら、できるだけそのサイトの記事や文章を引用して記事を書いていきましょう。
TwitterなどのSNSで発信する
TwitterなどのSNSで発信することはSEO対策にとっても重要と言われています。
上位表示されているサイトの多くが、運営者個人でTwitterでも情報を発信しフォロワー数が多い傾向があります。
GoogleもTwitterの情報を参考にしているので、SNS対策は間接的にSEO対策にも結び付きます。
記事の投稿日、更新日を公開する
記事の投稿日だけではなく、更新日も表示するようにしましょう。3年前の情報でも、最近更新されている記事なら新鮮な情報と言えます。
もちろん、ただ更新日を変えるだけでは意味がないので、しっかり見直して間違っている情報、古い情報を修正し、新しい情報を追加していくことが大切です。
今後のSEO対策の要!E-A-Tのまとめ
E-A-Tに関して解説してきましたが、最も重要なことは「ユーザーファースト」というたった一つの指標です。
つまり、GoogleがE-A-Tを重視しているのは「E-A-Tの高いサイトは、ユーザーにとっても役に立つサイトだから」です。
検索エンジンを騙して上位に上がることだけを意識し、E-A-T対策を行うことは本末転倒の行為です。
ユーザーに安心してもらいながら、有益な情報を届けることを意識すれば、自然とE-A-Tは満たされるのでそこは勘違いしないようにしましょう。
おわり。
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