【幻想】読書離れの何が悪いの?【若者を貶めたい大人たち】

読書初心者
「読書離れ」ってよく聞くけど、どのくらい読まなくなってるの?そもそも読書離れは、なぜ危険視されてるんだろう?

こんな疑問に答えます。

こんにちは、ショーイです。
読書好きで、年300冊ほど読書してます。18歳まで読書経験ゼロでした。

データから見る読書離れの実態と、なぜ読書離れが危険視されているのかについて紹介します。

僕の結論から言うと、
「本を読みたくない人は、読まなくたっていい。読む人は読んでいるので。読書を強制する世の中の方が、害悪だ。」

ですね。

本記事の内容

  • 読書離れの実態:調査データを簡略化
  • 読書離れは幻想?何が危険なのか。
  • 読書を強制する人が、ホントの読書離れを生む

データは載せますが、持論です。

読書離れの実態:データ主義者へ

まずは読書離れに関する調査データからざっくり見ていきます。

子供の読書離れについて

子どもは本を読んでいる(=全国学校図書館協議会)

上記の通り。

小学生、中学生、高校生全てに置いて「読書量」に関しては減っているどころか上昇傾向にあることがわかりますね。

2000年から上昇傾向にある理由は、
文部科学省が01年に「朝の読書活動の推進」方針を掲げたことが理由っぽいです。

2000年といえば僕が丁度小学生のときでして、たしかに朝読書させられましたね。実際、全く読んでないし、読んだフリしかしてませんが。(※詳しくは後述)

とにかく小学生、中学生、高校生に関しては、
読書量という観点からすれば減ってはいません。

大学生の読書離れについて

大学生の「読書時間」に関するデータは上記の通り。

このデータを簡略化すると下記。

  • 全く本を読まない人が50%くらいで「上昇」傾向
  • 1日に読書時間が60分未満は「減少」傾向
  • 1日60分以上読む人は「上昇」傾向

読書しない人は確かに増えてるけど、
「より多く」読書をする人も増えていて、中間層が減っていることがわかりますね。

ようは、読書する人としない人の2極化が進んでいるだけ。

僕が大学生の頃も確かにそうだったなと。合コンと飲みと、バイトに明け暮れる人と、僕のように読書の虫の人では大きく2極化してた気がします。

大学生全体としてみれば、自由な時間が多い分読書する人はめちゃくちゃ読むと思うので、別に読書離れしてない可能性もありますよね。

大人の読書離れについて

国立青少年教育振興機構は23日、全国の20~60代の男女5千人を対象に、読書習慣に関して調査した結果を発表した。全年代を合わせ、1カ月に本を全く読まないとした人は49.8%に上った。2013年にまとめた同様の調査の28.1%から、大幅に増えた。

引用:日本経済新聞

上記の通り。

20代〜60代の大人を対象にした調査でも、およそ半数の人が読書を全くしていないとのこと。

まぁこちらも上記の大学生のデータと同じで、読む人はめちゃくちゃ読み、読まない人は全く読まなくなっているのだと思いますね。

片側の数値だけみて「読書離れ」と叫ぶのはメディアの伝統芸ですね。

読書離れは幻想?何が危険なのか。

読書を全くしない人が増えているのは事実なようですが、それがどうした。

強制されて字面を追うだけの「無駄な時間」を、他のことに当てられる人が増えて何より。

読書離れは40年以上前から騒がれていた

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1978年に出版された、上記の本に書かれている一文。

『「最近の若者はダメだ」は昔から言われているが、特に今の若者はひどい。まず、当事者意識が完全に欠如している。さらに、独り立ちをしようとせず、常に何かに依存し、消費し、批判するだけの「お客さま」でいつづけようとしている。これはゆゆしき事態であり、日本社会のありかたにかかわる重大な問題である。』

今メディアで「読書離れ」を叫んでいる人たちも、こう言われていたんですね。

ウケる〜。

「若者の〇〇離れ」は伝統芸

正確なソースかは知りませんが、4,000年ほど前の古代エジプトや、ソクラテス、プラトンあたりの2,500年くらい前にも、同じように「若者批判」なる文章が存在するそうな。

以下は1939年に初版発行の本。

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「4千年前のエジプト人もこう言ってたって、イギリスの教授から又聞きしましたよ。」って内容です。

曰くこの頃の若い者は才智にまかせて、軽佻の風を悦び、古人の質実剛健なる流儀を、ないがしろにするのは嘆かわしいことだ云々と、是と全然同じ事を四千年後の先輩もまだ言っているのである。

読書離れの何が危険なのか

若者への批判はしょうがないとして、
読書をしないことによるデメリットとは何なのか?

よく言われることを上げると、主なことは下記。

  • 長文を読む「忍耐力」がなくなる
  • 体系的な基礎知識が身につかない
  • 言語能力(語彙力)の低下
  • 知的水準の低下

僕も読書好きなので「確かにな」とは思います。

ですが、読書(知的作業)に向かない人もいるわけで、
画一的に読書を強制する害悪にも目を向けるべきですよね。

読書を強制する人が、ホントの読書離れを生む

僕は18歳まで、全くと言っていいほど読書をしていませんでした。

理由は「大人の強制がうざかった」から。

強制は読書好きになる芽を摘みます。

子供の読書量が増えていることは、なんの成果でもない

先述の通りデータだけ見れば、
小学生、中学生の「読書量」は増えているようですね。

僕が小学生の頃とかぶるのでよくわかりますが、
「朝の読書」で強制されて読書量が増えたように見えても、それは数字上の結果だけ。そんな数字に意味はない。

ぼくも含め本を読んでるフリして、他のこと考えてる人がほとんどなはず。

それを得意げになって「子供の読書量を伸ばしてる」と勘違いしている大人たちには閉口しますね。

そうやって強制されたことは、長い目で見れば弊害になります。

大人になって読書しない人の大半は、子供の頃のトラウマ

大半の大人が読書しないのは、
上記データからも僕の経験上からも明らか。

読書する大人の中にも、未だに強制されて読んでいる人も大半なので、
自発的に意味のある読書をする人は、1〜2割いればいい方じゃないかなと。

これは「朝読書のような子供の頃の強制」が一要因だと僕は思います。

親が読書好きだったり、何らかの環境的要因で、文字を読む素養が身についている子供には、強制によって読書好きに目覚めさせることも可能でしょう。

しかし大半の子供は「大人が読書しないから」読書をする素養がありません。

体が未熟な状態なのに「50キロのベンチプレスをやれ、すごいやつはできてるぞ。」と強制して、肋骨にヒビを入れさせて、一生筋トレ嫌いにさせてるようなもの。

下手くそな比喩ですが、わかりますよね?

子供は、大人の強制ではなく、大人への憧れによって育つ

子供に対して上から下に向けたような口ぶりで「読書をしろ」なんて言葉は害悪でしかないです。

それは「読書は必要ないものだけど、イヤイヤでもやらなきゃいけないこと。」としか子供には解釈されません。

だって大半の子供は、まだ読書の必要性も楽しさも知らないんだから。

まずは大人が読書をすることの必要性を自分自身で感じて、
その行為自体を楽しむことが先なはず。

「子供は親の背中を見て育つ」と言われているように、
若者の読書離れを加速させるのは常に親の世代の責任だと思うべきですね。

読書を楽しみ、そこで得た学びを人間性に昇華させた人の背中を見れば、
多くの子供が本好きになりますよ。絶対。

何が「若者の読書離れ」だよ。

って話でした。

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