こんな疑問に答えます。
こんにちは、ショーイです。
読書歴10年、年300冊以上読書しています。
結論から言うと、読書と学力には因果関係があり、
読書する人ほど学力が高い傾向にあります。
文部科学省のデータやグラフなどを参考に、読書と学力の相関関係などについて、
わかりやすく紹介します。
本記事の内容
- 読書と学力の因果関係、相関関係について
- 文部科学省のグラフやデータから分かること
- 読書習慣は学力以上に重要です。
読書は学力を上げる傾向にありますが、
学力を上げるために読書するというのは違う気がします。
読書は地頭力を鍛えるので、学力向上を下支えするもの。
学力向上以上に、読書習慣は大切です。
読書と学力の因果関係について
結論から言えば、
読書と学力には因果関係があります。
つまり「読書をすると、学力が高まる傾向にある」ということが、
科学的にも証明されているということです。
「学力が高い子供は、読書をする傾向にある」という相関関係ももちろんありますが、
上記のように因果関係もあります。
なので学力を上げるために読書をすることは、
有効な手段であることは間違いないようです。
読書と学力の相関関係について
上記の研究は海外の研究ですが、日本の子供についても、
読書と学力の相関関係についての調査が2018年にベネッセで行われています。
以下がそのデータ&グラフになります。
上記のように、読書量が多い子供は、読書を全く読まない子供よりも、
偏差値が1.9ポイント高いことがわかっています。
日本の子供でも、読書は学力の向上に関係があることがわかりますね。
上記のように科目毎にも調査が行われています。
「読書=国語との関係」と思う方も多いかもしれませんが、
調査結果からは読書は「算数」との相関関係が多いことがわかりますね。
その他の教科全てにおいて、読書と学力の向上との相関関係が見られますね。
また上記のデータが示すように、
成績が低い人ほど、読書をすることで学力が向上する傾向にあるようです。
【読書と学力】文部科学省のグラフやデータからわかること
文部科学省が静岡大学に委託して調査した読書と学力の関係についても、
やはり読書は学力の向上に関係があることがわかっています。
色々と調査結果が書かれていて、めんどくさいので結論だけ紹介します。
文部科学省の「読書と学力の関係調査」についての結論
読書好きと学力の関係
読書好きであるかどうかは、教科の学力の様々な部分と強い関連を示している。
その関係の強固さが明らかになった。
読書時間と学力の関係
平日の読書時間も教科の学力とは関係しているが、
長時間の読書は必ずしも学力の高さには結びつかないことがわかった。
「学力が高い層」は、以下の読書時間の割合が多いことがわかった。
- 小学校では 10 分以上2時間未満
- 中学校では 10 分以上1時間未満
おそらくこれ以上の読書時間だと、教科の勉強をする時間自体が削られることで、
学力(点数)が下がってしまう傾向にあるようです。
読書は子供の学力向上と関係するが、読書習慣の方が大事。
以上、論文や文部科学省のデータやグラフから、
読書と学力の関係についてみてきました。
ここからは個人的な感想になりますが、
社会に出たら学力(学校の科目の点数)とかほぼ意味無しです。
それ以上に、読書習慣から身につく能力の方が大事かと。
- 興味があることを掘り下げる能力
- 未知のことを知りたいという好奇心
- 読書習慣による豊富な知識と語彙力
上記のような、
読書習慣から身につく能力の方が、社会に出ると重宝されます。
学力が役に立つのは、その学問の専門家くらいのものです。
学者になりたいなら別ですが、大抵の人が他の職に就くことになります。
それだったら、学力を向上させること以上に、
興味の赴くままに読書をさせるほうが、子供に取っては重要なのではないかと思いますね。
こういったことを考えずに、学校の点数ばかり意識するのは、
それこそ学力がない人のやることなので注意したいですね。
今回は以上です!
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よい読書ライフをお過ごしください_(:3」∠)_