【ミソフォニア診断】音嫌悪症のセルフチェック表【診断書は病院で】

ミソフォニアの診断と音嫌悪症のセルフチェックのイメージ
ミソフォニア(音嫌悪症)診断を、ネットで簡単にセルフチェックできないかなぁ?病院で診断書をもらう場合は、どこに行けばいいんだろう?

こんな悩みに答えます。

ミソフォニア当事者の僕が作った「12問のチェックリスト」を使って、
ミソフォニアかどうか簡単にチェックできます(※)

僕は20年近くミソフォニアの症状を持っているので、
ある程度ミソフォニアの症状は理解できているかなと思っています。

また記事後半では、ミソフォニア研究に関して最も先進的な、アムステルダム医療センターの「アムステルダムのミソフォニア基準(A-MISO-S)」の日本語訳も掲載しているので参考にどうぞ。

先にそちらを見たい方は、» こちらからどうぞ。

本記事の内容

  • ミソフォニア当事者の僕が作った12のセルフチェック表
  • ミソフォニアの診断書は心療内科で。
  • アムステルダムのミソフォニア基準(A-MISO-S)
※本記事のチェックリストは医者でも専門家でもない、一個人が作成したものです。厳密には異なることも多いと思いますので、あくまで参考程度に捉えてください。

ミソフォニアは近年注目されるようになった症状のひとつなので、
専門医や詳しい人がほとんどいません。

なので病院に行っても聴覚過敏などとごっちゃにする人も多く、
病院での診断は「診断書をもらえるだけ」であって、詳しいことも治療法も教えてもらえません。

現段階では、ミソフォニア当事者の方が症状についてより理解していると思うので、
参考までにどうぞ。

【ミソフォニア診断】12のチェックリストから音嫌悪性をセルフチェックする

以下の12の問いに「はいorいいえ」でチェックしてみてください。

「はい」の数によって、ミソフォニアの症状に近いのかのチェックができます。

ミソフォニア診断:12のチェックリスト(はいorいいえ)

  • 1:音に敏感になったと感じ始めた年齢は、10代前半頃ですか?
  • 2:音の他にも「貧乏ゆすり」などの反復動作にも同じように苛立ちますか?
  • 3:音に対する嫌悪感の他に、発汗や筋肉緊張のような反応がありますか?
  • 4:特定の音に対して単純に「嫌だな」というレベルではなく、「怒り」や「極度の不安」を感じますか?
  • 5:「なぜそんな音を立てるんだ!?(脳内で)」といったように、マナーに敏感ですか?
  • 6:咀嚼音などの音に対して「激しい(普通以上の)」不安、または、怒りを感じますか?
  • 7:うつ病のような症状を発症したことがありますか?
  • 8:親しい友人や恋人なら、ある程度音が気にならなくなりますか?
  • 9:ストレスをあまり感じていないときでも、ミソフォニアらしき症状が続きますか?
  • 10:花火や太鼓のような大きい音、またはかすかに聞こえる水が落ちる音などは気に「ならない」ですか?
  • 11:動物(猫や犬など)が食べる音は、気にならないことがありますか?
  • 12:映画館などの静かなところで、カサカサ音を立てる人に感情的になりますか?

以上です!

「はい」の数は何個でしたか?

上記12のチェックリストのうち、
12個中8個以上「はい」なら、あなたはミソフォニアの可能性が極めて高いです。

上記12のチェックリストのうち、
12個中6個以上「はい」なら、あなたはミソフォニアの可能性ありです。

上記12のチェックリストのうち、
12個中4個前後「はい」なら、ストレスや不安などによる一時的な症状の可能性もあります。

ミソフォニアのチェックリストの基準

上記のチェックリストは科学的根拠などはなく、項目の基準としては、以下の2点を総合して決めました。

  • ミソフォニア当事者の僕が実際に感じたこと
  • ミソフォニアに関して調べてわかったこと

なので、冒頭でも書いたように全て正しいとも限らないので参考までにどうぞm(_ _)m

医者にミソフォニアかどうか診断してもらっても、、

こちらも冒頭で述べたように、ミソフォニアは近年注目されるようになった症状なので、
お医者さんの方が知識ないなんてこともザラにあります。

聴覚過敏と誤診されることもあるそうです。

なのであまりお医者さんには期待せずに、「診断書」を書いてもらうだけの目的で行くことをおすすめします。

診断書があると何かと役立ちます。

ミソフォニアの診断書は、病院の「心療内科」で

ミソフォニアまたは聴覚過敏の診断で病院に行くなら、「心療内科」が適切です。

ミソフォニアは耳鼻科ではなく心療内科の理由

ミソフォニアの原因とされているのが、
規範意識、または先天的な脳内の神経系の違いです。

簡単に説明すると、規範意識とは社会のマナーやルールは守ろうよ、という意識のこと。

一説によると、ミソフォニアの人はこの「規範意識」が強い分、
音を出す人に感情的になるのではないかと言われています。

もう一つの説が、先天的に脳の神経回路が普通と異なっていて、
音の神経系と、感情の神経系が結びついてしまっているのが原因というもの。

「文字を見たら、色が浮かぶ」みたいな”共感覚”と同じような感じですね。

よって「耳鼻科」とは関係ない

ミソフォニアは基本的には「音」と関係していることが多いので、耳の病気だと思い耳鼻科に行く人もいるらしいですが、上記のように原因は耳ではなく心理的、脳的なものです。

なので病院で診断してもらう場合は、耳鼻科ではなく心療内科が適切になります。

医者のカウンセリングはほぼ意味無し

とは言っても、病院の心療内科でカウンセリングを受けたからと言って、
改善や治療ができるわけではありません。

カウンセリングをしてもらうことで、ミソフォニアであるという診断書を書いてもらえるのは、周りの人に理解をしてもらうのには有効です。

ミソフォニアの診断書があると、学校や職場で理解が得られるかも

カウンセリング自体はあまり意味なしですが、
診断書を書いてもらうことで、学校や職場の理解が得られる可能性があります。

まだまだマイナーな症状なので、単に嫌な気持ちを伝えたり、症状の内容を説明するだけでは理解されないことも多いですよね。

ですが、病院での診断書があれば大体の人が理解を示してくれます。

周りの人になかなか言えていなかった人には、
その診断書が背中を支えてくれるものになるはず。

上記のチェックリストでミソフォニアの疑いがあって、周りに理解してほしいと思っている方は、
病院の心療内科で診断書を書いてもらうことをおすすめします。

その他、ミソフォニア関連の記事

アムステルダムのミソフォニア基準(A-MISO-S)

アムステルダムの学術医療センターの精神科医で、世界で初めてミソフォニアを説明した精神医学論文の執筆者アーヤン・シュローダーと、ダミアーン・デニース博士による、
ミソフォニアの重症度診断に使う問診票があります。

それが下記。

» Amsterdam Misophonia Scale (A-MISO-S)* 

英語がわからない方のために、簡単に和訳して掲載しておきます。

※以下からは、上記のアムステルダム・ミソフォニア・スケールの和訳です。

アムステルダム・ミソフォニア・スケールの6項目

あなたがこのアンケートに回答するまでの1週間(7日間)の各項目の特徴を評価してください。スコアは1週間の平均値を反映しています。
トリガー(引き金)と書かれている場合は、音、視覚、触覚、嗅覚など、あらゆるミソフォニアの経験を意味します。

1. あなたの時間のうち、どれくらいの時間がミソフォニアのトリガーに占められていますか?
(ミソフォニアの(思考の)トリガーは、どのくらいの頻度で発生しますか?)

なし
軽い、1日1回以下、またはたまに(考えていることが)引き金になることがある(1日5回以下)。
中程度、1日1~3時間、または頻繁に(考えていることが)引き金になる(1日8回以下、ほとんどの時間は影響を受けない)。
重度、3時間以上、1日8時間まで、または非常に頻繁に(考えていることが)引き金になる。
極端、1日8時間を超える、またはほぼ一定の(考えていることが)引き金になる。

2. これらのミソフォニアのトリガーは、あなたの社会的、仕事、役割の機能をどの程度妨げていますか?
(それらのせいでやっていないことはありますか?現在仕事をしていない場合、雇用されていたらどの程度のパフォーマンスに影響が出るかを判断してください。)

なし
軽度、学校の社会活動や職業活動に支障をきたすが、全体的なパフォーマンスは損なわれていない。
中等度、社会的または職業的パフォーマンスに明確な干渉があるが、まだ管理可能である。
重度、その場合社会的または職業的パフォーマンスに大きな障害が生じる。
極端だ

3. ミソフォニアのトリガーは、どれくらいの苦痛を与えるのか?
(ほとんどの場合、苦痛は苛立ち、怒り、または嫌悪感と同一視されます。他の条件に関連した一般的な苛立ちや苛立ちではなく、ミソフォニアのトリガーになっていると思われる感情のみを評価してください)。

なし
軽い、時折イライラすることがある。
中等度、不穏な刺激があり、嫌悪感を覚えるが、まだなんとかなる。
重度、非常に不穏な苛立ちがあります。
極端、ほぼ一定の、不穏な怒りの嫌悪感。

4. あなたは、(ミソフォニアについての考えの)トリガーとなるものに抵抗するために、どのくらいの努力をしていますか?
どれくらいの頻度で、これらのトリガーを無視したり、注意をそらしたりしていますか?抵抗するために行った努力のみを評価し、実際に思考やトリガーをコントロールすることの成否は評価しません。)

常に抵抗する努力をしていて、症状が非常に小さいので、積極的に抵抗する必要はありません。
ほとんどの場合、抵抗しようとする。
抵抗する努力をする。
それらを制御しようとすることなく、ほぼすべてのミソフォニアのトリガーに降伏するが、いくつかの不本意を持ってそうする。
完全に、そして喜んで、すべての執着に屈します。

5. ミソフォニアのトリガーについて、自分の思考をどの程度コントロールできているか?
あなたは、ミソフォニアのトリガーについての思考を止めたり、受け流したりすることにどれだけ成功していますか?あなたはそれらを否定することができますか?)

完全に制御します。
制御しようとすれば、通常、ミソフォニアのトリガーについての思考を停止したり、受け流すことができます。
適度に制御できる、時にはミソフォニアのトリガーについての思考を停止したり、受け流したりすることができます。
たまに制御できる、殆どの場合ミソフォニアのトリガーについての思考を停止したり、却下したりすることができない、極稀に注意をそらすことができます。
コントロールできない、完全に不随意の思考を経験し、ミソフォニアのトリガーについての思考を変えることはほとんどできません。

6.ミソフォニアのために、何かをしたり、どこかに行ったり、誰かと一緒にいることを避けてきたことがありますか? (例えば、音楽などの他の大きな音を使って、どれくらい避けてきましたか?)

故意の回避はしない。
軽度、最小限の回避、1日1時間未満、または時折の回避
中等度、多少の回避 1~3時間/日、または頻繁な回避
重度、多くの回避。3日目から8日目までの間、3日目から8日目までの間、3日目よりも大きい。非常に頻繁に回避。
極端に広範囲の回避。1日8時間以上。症状の引き金となるものを避けるために、ほぼすべてのことをしています。

まとめ:ミソフォニアの診断は、12のチェックリストで十分。

以上、ミソフォニア診断の12のチェックリストと、病院での診断方法、
そしてアムステルダムのミソフォニア基準について解説してきました。

最後に12のチェックリストを、もう一度掲載しておきます。

ミソフォニア診断:12のチェックリスト(はいorいいえ)

  • 1:音に敏感になったと感じ始めた年齢は、10代前半頃ですか?
  • 2:音の他にも「貧乏ゆすり」などの反復動作にも同じように苛立ちますか?
  • 3:音に対する嫌悪感の他に、発汗や筋肉緊張のような反応がありますか?
  • 4:特定の音に対して単純に「嫌だな」というレベルではなく、「怒り」や「極度の不安」を感じますか?
  • 5:「なぜそんな音を立てるんだ!?(脳内で)」といったマナーに敏感ですか?
  • 6:咀嚼音などの音に対して「激しい(普通以上の)」不安、または、怒りを感じますか?
  • 7:うつ病のような症状を発症したことがありますか?
  • 8:親しい友人や恋人なら、ある程度音が気にならなくなりますか?
  • 9:ストレスをあまり感じていないときでも、ミソフォニアらしき症状が続きますか?
  • 10:花火や太鼓のような大きい音、またはかすかに聞こえる水が落ちる音などは気に「ならない」ですか?
  • 11:動物(猫や犬など)が食べる音は、気にならないことがありますか?
  • 12:映画館などの静かなところで、カサカサ音を立てる人に感情的になりますか?

ミソフォニアの根本的な治療法はまだ確立されていません。

それでも対策としてできることはあると思うので、以下の記事を参考にしてみてください。

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今回は、以上です!

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