ミソフォニアの治療法2選【僕が実際に効果を実感した治療法も解説】

ミソフォニアってどうやれば治療できるの?ネットで調べても出てこないし、心療内科でカウンセリングしてもコレと言った治療法がないし、、。

こんな悩みに答えます。

こんにちは、ショーイです。

20年ほど前からミソフォニアの症状があります。未だに完治してません。
これまで治療法など含め試行錯誤してきました。(⇒ミソフォニア関連の記事

そんな僕が実践してきたミソフォニアの治療法や、
調べてわかった治療法などを紹介していきます。

本記事の内容

  • ミソフォニアのメジャーな治療法2選
  • やってはいけないミソフォニアの治療法
  • 僕が実践しているミソフォニアの治療法

ミソフォニアという病名がついたのも2000年代になってからで、その症状が知られるようになったのもごく最近のことです。

ミソフォニアに関することはまだまだ解明されていないことが多く、
現時点ではミソフォニアの治療法に関する査読論文がありません。

それでも、ミソフォニア患者に効果が報告されている治療法や、
僕自身が実際に効果があった治療法があるので紹介していきます。

ミソフォニアのメジャーな治療法2選

ミソフォニアの治療に効果的とされるのは、以下の2つです。

認知行動療法による治療

ミソフォニアは根強い「規範意識」が原因なのではないか、という説があります。

規範意識とは、マナーやルールなどは守ろうよ、という意識のこと。

つまり、食事中に音を出して食べたり、静かな映画館などで不必要に音を出すような、
マナーに欠ける人に対して強い感情を抱いているのが、ミソフォニアなのではないか?という仮説です。

ミソフォニアが本当に規範意識が原因な場合、それは心理的なものが要因なので、
認知行動療法などの治療法が効果的だと言われているわけです。

認知行動療法とは

認知行動療法とは、認識的(何を考えるか)な側面と、行動(何をするのか)の側面どちらも改善することで、心理的なトラブルを解決しようとする治療法のことです。

アメリカでは、ミソフォニアの治療法はこの認知行動療法がメジャーな治療法のようで、心療内科のようなところでカウンセリングを受けると、グループで認知行動療法の治療をすることが多いようです。

ミソフォニアの改善報告記事でも、ほとんどがこの認知行動療法の治療法によるもの。

心療内科などで認知行動療法を受けてみるのもいいと思いますし、本を読みながら自分で学び実践するのもいいかと思います。

僕は以下の本で認知行動療法の基礎を学びましたが、
ある程度症状は良くなったという実感はあります。

雑音を増やすことによる治療

その他のメジャーなミソフォニアの治療法としては、
補聴器のような耳掛型音源発生器によって直接耳に雑音を流し、嫌な音に慣れようとするものです。

日本のミソフォニア治療で最も用いられている治療ですが、正直コレは根本的な治療法にはならないかなと思います。

報告記事を読んだ中でも、「数週間、数カ月は症状が軽くなった」という報告はあったようですが、一時的なごまかしにしかならないようです。

僕も試してみたことがあり、一時的に慣れる感じはありましたが、時間が経てば全く同じように症状が現れます。

なので根本的な治療としては、認知行動療法のほうが優位かなと思います。

やってはいけないミソフォニアの治療法

ミソフォニアの症状を悪化しかねない治療法もあります。

嫌な音のする環境で、耐えて慣れようとすること

僕も子供の頃にやったことがありますが、
嫌な音がする環境にわざと身を置き、その音に慣れようと我慢する治療法はNGです。

僕は1番嫌いな咀嚼音に慣れようと2,3時間我慢してみたことがありますが、我慢しすぎて泣いたことがあります。

こんな感じで我慢したからと言って治るものではないですし、
余計にその音に対する嫌悪感が増す可能性も高いです。

基本的には、その場から距離を置くか、耳栓やイヤホンを使って音から遠ざかりましょう。

ミソフォニア イヤホン 耳栓 おすすめ
ミソフォニアにおすすめのイヤホン&耳栓6選【歴20年の僕が教えます】

続きを見る

根本的な治療をしたいなら、まずは病院に行き上記のような治療を受けるべきです。

以下では、僕が実践して効果があった、
日常でできるミソフォニアの治療法について紹介します。

僕が実践している日常でできるミソフォニアの治療法

以下で紹介するのは当たり前のことかもですが、
確実に症状は軽減されます。

健康的な生活習慣

ミソフォニアは神経症の一種と言われています。

神経症や心理的な症状というのは、体の健康や体調と密接に関わっています。

なので健康的な生活習慣に改善するだけで、ミソフォニアの症状を軽くすることができると思います。

実際に僕も、生活習慣が乱れているときはミソフォニアの症状が悪化するように感じているので、生活習慣には気をつけるようにしています。

  • 食事
  • 睡眠
  • 運動、瞑想

上記のような比較的当たり前のことに気をつけるだけでも、
余計な症状の悪化が起こりづらくなります。

【全集中】頭を空っぽにする5つの方法【瞑想だけじゃない】

続きを見る

うつ病の人はミソフォニアと似た症状がでる

ちなみにうつ病の人は、症状が発症している間一時的に音に敏感になり、ミソフォニアや聴覚過敏に似た症状が起こるようです。

そしてうつ病の最大の原因は、生活習慣の乱れだとも言われています。

生活習慣が乱れる⇒体調を壊す⇒(人間関係も悪く)精神的にも病む⇒ミソフォニアのような症状が出る

こんな感じでもともとミソフォニアの症状がない人が、同じような症状を起こしている可能性もあるということ。

もし心当たりがあるのなら、
生活習慣と人間関係の改善で症状が治る可能性もあります。

不健康な生活習慣の改善

最後に、不健康な生活習慣を改善することも重要です。

具体的には下記のようなことですね。

  • 喫煙、お酒
  • 過度なダイエット、食べすぎ
  • 不規則な睡眠、不眠

当たり前ですが、このような習慣は体調を悪化させますし、
精神衛生上もよくありません。

もし上記のような不健康な生活習慣があるなら、真っ先に治すべきですね。

このような不健康な生活習慣も、認知行動療法のような治療法でないと改善されないと言われているので、根本は同じなのかもしれませんが。

やめようと言ってやめれたら苦労しないですからね。

※ちなみに僕は悪い習慣をほぼ持ってないと自負してます。笑

まとめ:ミソフォニアの治療は難しいけど、できることをやろう

以上、ミソフォニアの治療法について、最もメジャーなものと、実際に僕が実践して効果を実感した治療法について紹介してきました。

最後に、まとめます。

メジャーな治療法

  • 認知行動療法
  • 雑音を加えて嫌な音をごまかす手法

やってはいけない治療法

・嫌な音を我慢して、慣れようとすること

僕が効果を実感した治療法

  • 生活習慣の改善(食事、睡眠、運動&瞑想)
  • 不健康な生活習慣の改善(喫煙、飲酒習慣など)

僕がもっともおすすめするのは、生活習慣を改善しつつ、嫌な音のする環境(学校や職場など)に身を置かないことです。

「そんなことできっこない」

と思う方もいるかもですが、やり方は色々あります。

僕は在宅ワークをしているので、最近はそこまで音が気になっていません。

以下の記事でそこのところに触れているので、参考にしてみてください。

ミソフォニア 仕事
【ミソフォニア】仕事中の不快な音の対処法【おすすめ仕事3選も】

続きを見る

今回は以上です!

【全集中】頭を空っぽにする5つの方法【瞑想だけじゃない】

続きを見る

ミソフォニア イヤホン 耳栓 おすすめ
ミソフォニアにおすすめのイヤホン&耳栓6選【歴20年の僕が教えます】

続きを見る

ミソフォニア 音嫌悪症 とは 専門医 聴覚過敏 違い
【ミソフォニア歴20年の僕が教える】音嫌悪症の正体と聴覚過敏の違い

続きを見る

ミソフォニア 音嫌悪症 診断 セルフチェック 診断テスト 病院 チェック 診断書 診断方法
【ミソフォニア診断】音嫌悪症のセルフチェック表【診断書は病院で】

続きを見る

ミソフォニアに薬は効かないと思ったほうがいい【処方は心療内科】

続きを見る

ミソフォニアの2つの原因【fMRIからわかった結論&当事者の経験談】

続きを見る

ミソフォニアは発達障害なのか特徴や違いを解説【結論:気にするな】

続きを見る

健康的で幸福な人生になることを、願ってます_(:3」∠)_

-MISOPHONIA
-